ミカ天部活動

MISSION：
甘味の連鎖を止めろ！

お菓子作りで余った材料をまた甘いお菓子に使うと、毎日お菓子のある生活…
ヤバくないですか！？いろんな意味で！

ちいさなレシピを1ダースのヨーグルトムースに50ccの生クリームを使うと150cc余ります。
色々な使い方があると思いますが、私は今回キッシュにしました。
甘いものには飽き飽きしているうちの家族ですが、キッシュだともりもり食べてくれます。

簡単だけど、生クリームをたっぷり使うと絶品のおいしさなんです。
これのために生クリーム買うのはちょっと…なんですが、他のお菓子に使って余ってたらちょうどいい。

底に敷く生地は「パートブリゼ」が一般的です（私もブリゼで作りました）が、パイでもさくさくして美味しいんですよ！パイまんじゅうの生地なんか最適。3倍量で作ると、18cmタルト型で十分足りる量になりますよ。
生地が出来たらタルト型にぴったり敷き込んで、上を麺棒で転がして切ります。
側面を親指と人差し指で挟んでぎゅっとつまんで、型の2～3mm上に生地が出た状態にします。
底はフォークでいっぱい刺して（ピケ）おきます。

このまま焼くとパイ生地が膨らんで中身がたくさん詰められないので、重石を入れて空焼きします。
重石が生地にくっつかないよう、オーブンペーパーをぴったり敷きます。
紙はタルト生地より一回り大きめの円に切って回りに切り込みを入れて敷きこむのですが、これが簡単に出来る方法があるのでご紹介しますね。

1.ペーパーは大きめの四角に切っておき、ハンカチのように四つ折にし、それを中心から扇のようにさらに折ります。

2.扇の要の部分をタルト型の真ん中あたりにあててちょい大きめのところをはさみで切り落とします。

3.次は縦に切り込みを入れます。切り込みは型の直径くらいまで。適当で大丈夫です。

4.紙を開いてぴったりと敷きこみます。ほら、意外と簡単。

5.重石をたっぷり詰めます。私は専用のアルミ粒を使っていますが、小豆でも大丈夫です。使った小豆は焦げてしまうので食べることはできませんが、重石として繰り返し使えます。
きれいに洗った砂利などでも大丈夫です。

重石を入れたら190℃のオーブンで20～30分焼きます。
途中で出して紙ごと重石をはずします（熱いので注意）。

その後オーブンに戻して底にも焼色が付くまで焼いたら、取り出して粗熱をとっておきます。

焼いてる間に中身を用意します。ベーコン、玉葱をバターで炒めて、ほうれん草も後から加えます。お好みで胡椒をぱっぱと。分量は適当で大丈夫です。私はベーコン2枚、玉葱（ちっちゃいの）1/4、ほうれん草3/4把くらい使いました。
炒め油はサラダオイルでもいいけど、バターはやっぱり香りが違いますよ！
せっかく手をかけて手作りするので「やや美味い」じゃなく「最高に美味い」方がいいよね！
ベーコンの塩気があるので塩はしなくても大丈夫です。

キッシュのアパレイユ（卵のフィリング）は卵2個をコシが切れてさらさらになるまで溶いて（泡立てない）、生クリーム150cc、牛乳50ccを加えてよく混ぜます。丁寧に作るならここでザルなどで漉しておくとよいです。
味付けは塩・胡椒少々で。お好みでナツメグちょっと入れても美味しいです。
粗熱が取れたパイ生地に炒めたほうれん草たちを入れて、チーズも散らします（これも目分量）。チーズは本格的にするならグリュイエールとか良さそうですがワシは家にあったピザ用チーズを使いました。十分美味しいよ！

具を平均に散らした上から卵液を注いで、オーブン180℃20分で焼きあがり。
粗熱が取れたくらいが最高に美味しいです。

ところで、タルト型に敷きこんだ生地が余ってますよね？
これもしょっぱいものにして使いましょう！
余った端生地をできるだけ同じ形になるように積み重ねて麺棒で伸ばします（層が潰れるともったいないので丸めないように！）。
そこにボウルに残った卵液をちょっと塗り、粉チーズをパラパラ振ります。お好みで黒胡椒を振っても。
私は真ん中あたりにカレー粉振ってみました。
これを包丁で棒状に切って190℃で15～20分くらい焼くとおつまみにぴったりのスティックパイの出来上がり！

チーズを乗っけた状態でラップでぴったり包んで冷凍できます。
敢えて焼かずにとっといて、好きなときにカットして焼いて食べるのも幸せですよ～♪

これで甘味の連鎖は終わった。
ミッションコンプリート！