お菓子作り勉強中でいろんなものを作ってみたい私の悩みは「作ったお菓子をどうするか」てこと。
作りすぎてどうしようもないときは、苦肉の策で職場に持っていって休憩室の机の上にそっと並べておくのです。そうすると「ああ、出入りの業者さんが持ってきたお歳暮かな」と思って食べてくれる人がいるみたいで、いつのまにかなくなってます。
そんなある日、休憩室で男性社員に呼び止められました。
「あのお菓子、ドリーさんでしょ?リンゴのやつ、めちゃくちゃ美味かったよ~
もったいないよ『おやつ倶楽部』やりなよ、俺、カンパするから!」
うちの部にはコーヒー党の有志がお金を出し合ってレギュラーコーヒーを楽しむ『コーヒー倶楽部』というのがあるのです。それのお菓子版をやってほしい、ということかしら…
なんにしても今までほとんど廃棄するのに等しいかんじでそっと置き去りにしていたお菓子を、美味しいって喜んでくれるひとがいたんだってことはとてつもなく嬉しくて。このお気持ちに応えねば男がすたるばーい!(いや、私女性ですけど)くらいの心持です。正直、ひとことですっかりやる気です。
とはいえ、ひとりでそんなん…とちょっと躊躇してしまい、それからもしばらくはお菓子をこっそり置き去りにする日が続きました。
すると件の男性から今度はメールが届きました。
「クッキーまいう!本当に『おやつ倶楽部』やってください。
お菓子の横にブタの貯金箱でも置いといて!」
「え~ブタの貯金箱ですか~余っちゃったのを持ってきてるだけだから~」
そんなやりとりをしてましたが、正直なところ私はもう何作るべ~貯金箱買わねばならんわな~でへでへ
ってかんじな心持になっていたのです。
凝り性のにゃんこラヴ。ときどき編物。「ミカエルの天秤」やってます。