ミカ天部活動

今日のおやつ倶楽部はガレット祭りです。
ガレットというと何を想像されますか？
エピファニーに食べるガレット・デ・ロワでしょうか？

私は断然ガレット・ブルトンヌ。
シンプルだけどしみじみ美味しくて大好きなお菓子です。
ただ、シンプルなだけに、いい材料がないとできない…
そう、空前のバター不足で発酵バターが手に入らず、もうずっと作っていないのです。
なんとかできないかな～と頭を悩ませ、代替品でやってみました。


バターの代わりに、よつ葉DS と アロマーデ・クレア を使ってみました。
2つの油脂はバターより柔らかくて作業性が良いので、生地作りはとても楽でした。
でも、冷蔵庫で一晩冷やしても、ちっとも固くなってくれないので、型抜きや成型に四苦八苦。
ラップの間に挟んで伸ばし、一旦フリーザーに入れてからでないととても作業できません。
焼き上がりの香りはなかなか！これはいいぞ！
しかし残念ながら食感はバターだけのときよりもかる～くサクサクなかんじ。
これはこれで好きな人は居そうなのですけど、あのほろほろっとして、ちょっとしっとりした、ガレット独特のかんじとはちょっと違うかな…
とはいえ、バター風味のクッキーとしては極上な仕上がりですよ♪

写真手前のお菓子は「ガレット・フラマンド」です。
「フラマンド」とはフランドル風という意味。
（フランドル＝フランス北部・ベルギー・オランダにかつてあった「フランドル伯領」のこと）

フランドルにはタルト・フラマンドと言って、タルトにフルーツを詰めた上にメレンゲを盛って焼いた伝統的なお菓子があるようです。
これはそのガレット版。
カカオパウダー入りの柔らかいサブレにチェリージャムを乗せ、アーモンドメレンゲで覆い、グリオットチェリーを飾って焼き上げました。
アーモンドメレンゲだけで焼くとサクサクになるのに、ジャムの水分を吸うので「ふわっ」「くにゃっ」として独特の食感に。
プチガトーのような見た目も可愛い、個性的なお菓子です。

フランドルとブルターニュのガレット対決。
さて、どっちが美味しい！？
今日の休憩室でどっちが先になくなるか、要チェックです！